複数人でEcreaを利用していると、同じ情報が重複登録されてしまう事があります。
例えば、重複登録された顧客にデータが入ってしまうと簡単に削除することが出来ないため、同じ名称の顧客が複数入っている状態で利用している場合もあるでしょう。
そうなるとデータが分散してしまい、欲しい情報をすぐ見つけることが難しくなってしまいます。
そこで、新たに追加された『統合』機能を使って、情報の重複を解消しましょう。
※『統合』は顧客、顧客社員、案件に対して行える機能です。
●前準備(例:顧客情報)
『統合』を利用するには、権限設定が必要になります。
1.[システム管理]→[顧客設定]→[顧客機能設定]→[権限設定タブ]の順にクリックし、【編集】をクリックします。
2.『統合』の箇所の設定をシステム管理権限を持つ社員、または、全社員、特定社員に対して設定を行います。
3.権限設定後、【設定】をクリックします。
●統合(例:顧客情報)
権限設定が終了したら、実際に『統合』を行ってみましょう。
1.最初に顧客情報にて『統合』を行いたい顧客を検索します。
2.『統合』を実行する顧客の詳細画面を表示すると、右上に【統合】が表示されます。
3.【統合】をクリックすると、顧客統合画面が表示されます。
4.今回は、現在表示している顧客の情報を別顧客(顧客A)に統合したいので、【統合先の顧客を選択】をクリックします。
5.統合先を検索後、統合先の顧客名左のチェックをクリックします。
6.統合先の別顧客(顧客A)の情報と統合側の顧客の情報が表示されます。
7.【統合実行】をクリックします。
8.統合を実行する旨のメッセージが表示されますので、問題なければ【OK】をクリックします。
9.統合が実行されるとメッセージが表示されますので【OK】をクリックします。
以上で、顧客情報『統合』が実行されました。
統合先の別顧客(顧客A)を検索し顧客社員や活動履歴などを確認すると、統合側の情報が含まれている事が確認出来ます。
●統合された情報の状態(例:顧客情報)
統合された顧客は自動的に削除フラグが設定されます。
顧客-検索条件に[削除フラグ]にて、『削除のみ』または『削除含む』で検索すると表示されます。
一覧の項目選択にて[統合先顧客]を選択すると、統合先として選択した顧客名が表示されます。
統合された顧客名をクリックすると詳細が表示されます。
削除フラグが設定されているため、顧客名には(削除)が付きます。
元々登録されていた顧客社員や活動などの情報は統合先に紐付けられたため、何も表示されません。